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【KORU英会話】have got ~:〜を持っている

今日ご紹介する便利な英会話表現は「have got~(〜を持っている)」という言い方です。

ネイティブスピーカーによっては、単にhave ~(〜を持っている)というよりも「have got ~」と言った方が、フレンドリーに聞こえるという人もいます。実際にはどのような違いがあるのでしょうか?


例えば、このように2文を比べてみます。日本語にしてしまうと同じ訳になってしまいますが、英語だと微妙に違うニュアンスになります。さて、どんな違いがあるでしょうか。


(a) I have a pen.(私はペンを持ってるよ)

(b) I have got a pen.(私はペンを持ってるよ)



(a)では単純現在形のhaveが使われています。単純現在形は普段の習慣などを表す時に使われますから、(a)はニュアンスとしては「私は、普段からペンを持っているという習慣があるんだよ」のような感じになります。


一方、(b)の文ではhave + 過去分詞の「現在完了形」が使われています。現在完了形には様々な用法がありますが、その用法の一つに「完了・結果の用法」と呼ばれるものがあります。完了・結果の用法で学校で習う代表的な例文に、 have gone(行っちゃった)という表現があります。例えば、こんな感じです。


(c) He has gone back to New Zealand.(彼はもうニュージーランドに帰っちゃったよ)


ここでは、過去のある一時点で「彼はもうニュージーランドに帰ってしまった」ということが起こり、「その結果今はもうここには居ないんだよ」というニュアンスになります。もしかしたら、このように言うことで、状況次第では「もう帰っちゃったから寂しいね」というような現在の感情の含みを持たせることができるかもしれません。このように過去のある時点での出来事や状態が、現時点までに何かしらの形で影響を及ぼしているというのが現在完了形の特徴です。


それではこの感覚を、(b)の文にも当てはめてみましょう。(b) I have got a pen.(私はペンを持ってるよ)というのは、過去のある一時点で「ペンを持って」、その結果「今もここにペンを持っているよ」ということになります。現在完了形は現時点に何かしらの影響を及ぼすいう特徴を持っていますから、例えば状況次第では「私は今ペンを持っているよ、だから今あなたにこのペン貸してあげれるよ」と言ったニュアンスを出すことができます。


(a)がただ単に普段からの習慣を表しているのに対して、(b)は「今持っているから、あなたに貸せるよ」というようなニュアンスを出すことができるために、(a)と(b)を聞いた時にネイティブは(b)の方がフレンドリーに聞こえたのかもしれません。


いかがでしたか?ぜひ、これから何かを「持っている」と言う時は、have got~という表現を試しに使ってみてくださいね😀

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