ニュージーランドの留学生に対する国境封鎖、2020年末まで継続確定

＊この記事は2020年8月8日時点の情報です。状況は刻一刻と変化していますのでご注意ください。

新型コロナウイルスの感染が世界的に止まらない今、海外留学を予定していたものの、変更または断念せざるをえない方も多いと思います。

アメリカやヨーロッパなど、人気の留学先がコロナウイルスで蔓延している今、ニュージーランドがウイルス感染の封じ込めに成功している国として注目されています。今現在、ニュージーランドではどのくらいの感染者がいるかと言うと、現在の感染者（active cases）はたったの23名で、その全員が海外からの帰国者であり、政府の施設で隔離されています。また新規感染者数も、確認されても1日数名程度で、0名の日も多くあります。

（※2020年8月8日時点でニュージーランド保健省が公表しているデータです。）

つまり、ニュージーランドでは現在市中感染はゼロで、コロナウイルスの感染を完全にコントロールしている状態をキープしているということになります。

よし！これなら留学先として安心だ！と期待をよせ、ニュージーランド留学を検討し始める方も少なくないでしょう。しかし残念なことに、ニュージーランドは現在外国人渡航者に対する国境を完全に封鎖しており、ニュージーランドの国民か永住権を持っている人しか入国ができない状態になっています。

留学生はいつニュージーランドに入国できるのか？

ニュージーランド教育大臣のクリス・ヒプキンス氏は、2020年7月の時点で「2020年末までは留学生を入国させない」と 明言しています。2020年の前半にニュージーランドでロックダウン（都市封鎖）が実施され国境封鎖が開始した3月〜4月頃は、大学連盟や高校連盟は、2020年の下半期には大学生の留学生を入国できるように、また2021年の2月の新学期開始頃には高校生以下の留学生も入国できるように調整していきたいという発言がありました。しかし、現時点では残念ながら2020年の大学生の受け入れは不可能になり、後ろ倒しになっていることから、高校生以下の留学生、語学学校の留学生においても2021年2月の渡航はかなり難しくなったと言えるでしょう。

政府からは国境解放の大まかな目処についても言及されておらず、留学生が今までのように自由に行き来できるようになるのは、2021年中頃かそれ以降になるかもしれません。

（ニュージーランド教育大臣クリス・ヒプキンス氏）

今後のニュージーランド政府の動きは？

現状に対応するために政府がどう動くかも発表されています。まず、政府は国境封鎖が継続される期間中、教育業界を支えるために5160万NZドルを教育分野に投資する政策を打ち出しました。これにより、語学学校も含めた各教育機関は支援を受けることができ、また国境封鎖の間は学校が一時休業できる体制も整えています。

国境解放に向けての今後の動きとしては、2021年以降、一部のリスクの低い少数の留学生から受け入れを開始し、安全が確認できれば、その後の入国者数を徐々に増やして行くという方針も明かされています。しかし、「一部のリスクの低い留学生」というのが具体的にどのような留学生なのかは不明で、またいつ頃それを実行に移すかも今のところ発表されていません。

国境が開くのを待つ間、何をすれば良いか？

コロナウイルスが世界中で拡大し、思うように留学が出来ない今、留学希望者はこの「待ち時間」に一体何をすれば良いのか。それはもちろんその人のプランによって様々ですが、検討に入れるべきなのが、オンラインを使った学習を日本にいながら開始することです。語学学校や大学などでもデジタル技術を使った授業や講義をすでに提供しており、デジタルサービスの可能性はどんどん広がっています。

当社コルー英語学習センターも、オンラインでの英語個別レッスンを提供しています。当社のネイティブ講師は全員がニュージーランド人ですので、日本にいながらニュージーランドの「生きた英語と文化」を学ぶことができます。いきなりネイティブから英語を教わるのはちょっと不安という方には日本人講師からレッスンを始めることもできます。または、ネイティブ講師と日本人講師の２人で一人の生徒を指導する当社独自の「Team Teaching」も人気です。国境が開かず、生の留学生活に飛び込めない今だからこそ、オンライン英語を通して新たな可能性を試して見るのはいかがでしょうか？

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元記事：

New Zealand will only open to international students next year（https://www.studyinternational.com/news/new-zealands-borders-international-students/）